米国の通販アプリ『Wish』

『Wish』は2011年に創立された、サンフランシスコに本部を置くECモールである。
ユーザー数は5,000万以上、アプリのダウンロード数も1200万件を超えるなど欧州や北米で人気を博している。
今回はこのアメリカ生まれのアプリ『Wish』を見ていこう。

 

ウィッシュリスト

Wishにはウィッシュリストが存在する。ウィッシュリストは、とりあえず保存しておく引き出しのようなものだ。
ECサイトではお気に入りリストといった名称でよく見かけられるが、Wishではこのリストを複数作成できる。
気になった商品をとりあえずリストに入れて後でじっくり見るといった行動をするユーザーは少なくない。
その場合リストに商品が溜まりがちになってしまい、どのような目的でこの商品をリストに入れたのか分からなくなってしまうこともあるだろう。
Wishではリストが複数作れるので、例えばプレゼント用、自分用等とリストを分けて作ることで先のような事態は避けられるので便利である。

横読みの商品詳細ページ

Wishの商品詳細は面白い作りとなっている。
通常スマホのECサイトでは、商品概要、商品の説明、商品の評価、ストアの評価、発送情報などの各種項目が上から配置され、縦読みの法則が一般的である。
しかし、Wishではこれらの項目をすべて横並びに配置しスワイプすることで読み進む作りとなっている。
横読みのメリットとしては、情報の整理整頓が明確なため、頭にすんなり入ってきやすいことだ。
さらに、ユーザーが見たい項目に一早く進めるといった点もユーザービリティ的に良い。

日本のECサイトではまだ見かけることはほとんどないが、今後はこのようなレイアウトも増えてくるかもしれないだろう。

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