スマホECユーザビリティの極意:.st

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「.st」スマホサイトはブランド横断検索により顧客接点を保つ導線が秀逸です。

ブランド横断検索で販売機会を失わない

ユーザーは.stサイトで商品を探そうと思っているのではなく、自分の好きなブランド(ローリーズファーム、グローバルワーク、niko and…etc)で商品を探していると考えるほうが自然です。あるカテゴリーの商品(例えばトップス)が欲しい場合にブランドよりもカテゴリーが優先する状況を見据えると、もしブランドサイトには無かったとしても、ブランド横断検索により、別ブランドの商品と出会えるので、販売機会を失することなく、会社として顧客を取り込むことが出来る点が最も優れていると思います。

 

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会社全体として接点を持つ点にこのメニューの存在意義があります。ユーザーによってはグローバルワークとniko and…が同じ運営会社だと知らない方もいるでしょう。.stは「.st」と検索してサイトにたどり着くよりもグローバルワークやローリーズファーム等とブランド名を検索し各サイトのブランドページにはじめに訪問するでしょう。だからブランド間を行き来できる導線に価値があります。

 

今後の機能拡張かもしれませんがブランド横断検索において商品カテゴリー指定が出来たほうが親切だと思います。またブランドの複合検索もあったほうが良いではないでしょうか。例えばあるユーザーがグローバルワークで商品を探したが無かった場合にブランド横断検索にたどり着いたとするとXXブランドとYYブランドではないか?と複数ブランドから検索するシーンが想定できる為です。

 

ブランド横断検索は各ブランドトップの下部に配置されているため他のブランドで検索しようと思ったユーザーが意欲を持って遷移します。意識を持っていないと進まない導線なので、よりその導線を強化するためには商品詳細ページにもブランドを問わない商品がレコメンドされているのもよいかもしれません。例えばローリーズファームで帽子を探している女性が詳細ページには来たものの購入決定までしなかった場合に、niko and…の帽子があれば興味を持つかもしれません。

 

検索結果ページからブランド横断検索の導線

あるブランドの商品カテゴリーを選び検索結果一覧をスクロールしながら商品を眺めていると左下に「すべてのブランドから探す」が表示されるのも面白いと思います。

 

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このメニューによって検索結果一覧からブランド横断検索ページに遷移できます。この導線も顧客接点を保つことを狙った自然な導線だと考えます。

 

ポイントは一覧ページに遷移した時点では表示されておらず、ある程度スクロールするとポップとしてやや控えめに表示される点です。一覧にたどり着いた時点では当然ユーザーは自分の意志でそのブランドの一覧に来ているので、そのブランドから商品を探そうとしていますがスクロールしてページを下げているのは、そのタイミングでは欲しい商品が見つかっていないのでサイト側から横断検索を提案するのが自然なのです。

 

最初から表示されているとユーザーの心理とギャップがあり押し売りに感じてしまうユーザーもいるはずなのでこの表示タイミングは考えられています。

 

まとめ買い機能で一括購入を促進

スタッフやモデルがブランド商品を颯爽と着こなしている「STYLE BOOK」や「STAFF STYLING」のメニューはブランドの世界観を強く訴求するコンテンツです。

 

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ユーザーはモデルの着用アイテムのうち一品をかっこいい・おしゃれ・欲しいと思うのではなく、全体のテイストやスタイリングに魅力を感じていると考えられます。だからこそモデルの身長が掲載されており、自分の体型や髪形、肌色等を踏まえて、そのモデルのスタイリングを見ながら、自分が着ているイメージを想起します。従って、「まとめ買い」のニーズはこのメニューにおいては自然であると考えられ、便利なメニューであると思います。

 

属性指定がブランド全体に伝わる

男女の商品があるniko and…ではサイトの中盤にある「ALL」、「WOMEN」、「MEN」、「GOODS」のいずれかを指定すると、その下段にあるピックアップアイテムやスタイリング、ランキングが全て指定した属性の商品に切り替わります。

 

ひとつの属性指定がブランド全体に影響することはタップ数を減らすことに直接的に繋がり、欲しい商品が少しでも早く見つかることに影響を与えるはずです。スマホサイトの設計上、タップ数を減らす工夫は命題のひとつですが、このユーザビリティは.stの工夫のひとつでしょう。

 

細かい点ですがブランドトップ下部のカテゴリーの開閉メニューにも属性指定は影響を与えており、「MEN」のタブを指定すると、開閉メニューの「MEN」だけが開いており、他は閉じています。手を抜かない職人気質的な設計だと思います。

 

TOP最下部に配置されているカテゴリー検索

従来、ファッション系スマホECのファーストビューでは商品検索やプッシュしている商品、カテゴリー検索が表示されていましたが.stでは新しい取り組みとしてセール情報を最上位に大きく配置し、個別の商品画像は表示されていません。ブランド名で検索しサイト訪問するユーザーは既にブランドへの興味があるので、シーズンごとの新商品や時々のセール情報をチェックするニーズが最も強くあるからだと考えられます。

 

カテゴリー検索は他の導線より重要視されていないのか、最下段に配置されています。当然、このブランドのこのカテゴリーの商品が欲しいという自発的に商品を掘り出せるユーザーもいるので、それに応対するメニューとして最上位の右側のメニュー内にカテゴリー検索はありますが、カテゴリー検索がトップ最下部に配置されているのは、ブランドイメージを強く訴求することによりサイト上で購入意欲を沸かせることを狙っているためではないでしょうか。

 

まとめ

.stスマホサイトの何よりの特長はブランドを横断的に行き来できる導線をサイト内に出来るだけ自然な形で盛り込んでいる点です。ユーザー自身が気付いていなかった他のブランドへの気付きを与え、出会いのキッカケ作りに貢献しているはずです。特にブランドごとの独立性が強ければ強いほど関連性が薄まるので、スマホサイトは「架け橋」として経営上の重要な立ち位置にあると考えられます。

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