設置するだけでは終わらない!スマホEC「LINEで送る」活用術

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ECサイト運営担当者にとってSNS活用は重要のテーマだ。
ECサイトのスマホ版に「LINEで送る」を設置している人も多いだろう。

しかし「LINEで送る」はただ設置するだけでよいのだろうか?
時代の先を行くECサイトでは設置するだけではなく、どのように活用するかを意識している。

「LINEで送る」を最大限活用する方法をいくつかのECを参照しながら見ていきたいと思う。

<目次>
1:まずはおさらい! 「LINEで送る」とはどういうものか?

2:活用事例

2-1 楽天市場
2-2 Amazon
2-3 ZOZOTOWN
2-4 「LINEで送る」を設置していないEC(QVC、ニッセン、無印良品)

3:効果的な活用方法

3-1 流入数と購入率の計測
3-2 「LINEで送る」の売上アップ活用施策

4:設置方法

5:注意点

5-1 ガイドラインのチェック
5-2 PCサイトへの設置

1:まずはおさらい! 「LINEで送る」とはどういうものか?

「LINEで送る」はWebサイトをLINEを用いて友だちに共有できる仕組みだ。

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サイト上に設置された「LINEで送る」ボタンをタップするとLINEアプリが起動し、送信相手である友だちを選択することが可能だ。もちろんグループに送信することも可能。

タイムラインに投稿するには友だち選択画面の下部の「ホームに投稿する」を選択する。
タイムラインに投稿すると友だち全員にシェアされる仕組みだ。

「LINEで送る」は利用者数の多いLINEを使ってユーザー自身の送信先選択により情報拡散が期待できるシェアサービスだ。

利用するシチュエーションは相手を指定する場合では例えば恋人に対してある商品をおすすめしたり、一緒に住んでいれば一緒に使うもの(例えばカーテンなど)を共有して購入の判断をしてもらうこともあるだろう。購入する時間がなくて「注文しておいて!」ということもあるかもしれない。

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次に「LINEで送る」の意図を把握した上であなたのECで何をすればよいか理解してはどうだろうか。事例を用いながら確認していこう。

2:活用事例

2-1 楽天市場

楽天市場スマホ版では全ての商品詳細ページに「LINEで送る」が設置されている。

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送信先を設定すると「商品名」「商品番号」「商品URL」がトーク画面の文章作成エリアに表示される。「送信」ボタンをタップすると実際に送信される。

注目するポイントはパラメータが付いていることだ。

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商品詳細ページの「LINEで送る」経由の場合、「?scid=we_lne_upc1554」がパラメータだ。

楽天市場の場合、商品詳細ページに「LINEで送る」ボタンとは別に「シェア」というボタンがある。

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これはメールやFacebook、twitter、mixiなどを経由して商品情報をシェアするボタンであるが、ここにも「LINEで送る」がある。

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「シェア」⇒「LINEで送る」の場合のパラメータを見ると「?scid=we_lne_upc181」となっており、それらは別のパラメータになっているのが分かる。

  • 商品詳細ページ⇒LINEで送るの場合:?scid=we_lne_upc1554
  • 商品詳細ページ⇒シェア⇒LINEで送るの場合:?scid=we_lne_upc181

※最後部が1554と181となっている。

これはどの端末で、どの商品を選んでも同じパラメータだ。
つまり、楽天では商品ごとの流入数が分からないということだ。

iPhoneユーザーがメンズファッションのある商品を選んでLINEで送っても、Androidユーザーが食品のある商品を選んでLINEで送っても同じパラメータであるという意味で、違うのはどちらをたどって「LINEで送る」を使ったかだけだ。

これは恐らく楽天市場のアクセス解析の担当者がLINEからの流入数を計測するためのパラメータだ。パラメータをボタンごとに分けていることから推測するとどちらの経路でユーザーがLINEで送るをたどってサイトへ流入しているのか日々計測しているのだろうと思われる。

2-2 Amazon

Amazonは商品詳細ページに「LINE」ボタンが設置されている。

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楽天市場とは異なりAmazonで設置しているパラメータは商品ごとに別々だ。

これはある商品ではLINE経由の流入が多く、別のある商品ではLINE経由の流入が少ないという商品ごとの計測を可能にしていることを表している。

従ってLINEからの流入がどれだけなのかを計測する楽天市場の計測とは違い、商品ごとに計測している点にAmazonの狙いがあると想像できる。

またAmazon商品詳細ページには「LINE」ボタンと「シェアする」をたどった「LINE」があるが、これは同じ商品であっても別々のパラメータであるから楽天と同じようにどちらの「LINE」ボタンのほうが利用されているのかをアクセス解析担当者が計測しているはずだ。

2-3 ZOZOTOWN

ZOZOTOWNでは「LINEで送る」は設置されているものの商品詳細ページの最下部にあので楽天やAmazonに比べ、もしかしたらLINE経由の流入には期待が薄いのかもしれない。

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ZOZOTOWNではAmazonと同じく商品ごとにパラメータを付与している。

Amazonと同じくLINE経由の計測をZOZOTOWNの担当者が商品ごとに行っているということだと想像できる。

LINEボタンは1商品につき1つなので、Amazonや楽天と違って、ボタン位置の計測は行っていない。

2-4 「LINEで送る」を設置していないEC

大手ECであればほぼ全てのサイトで「LINEで送る」が設置されていると想像したが実際にサイトを見てみると設置されていないサイトも見受けられた。

例えばTVショッピング大手のQVCでは商品詳細ページに設置されているSNSボタンはFacebookとtwitterのみだ。無印良品ではtwitter、mixi、G+、ニッセンはSNSボタンが付いていなかった。

「LINEで送る」を設置していない理由は各サイトごとに様々だろう。

LINEが若年利用が多いことから客層が合わないと考えたのかもしれないし、付けようと思っていても他に優先すべきシステム改修があるのかもしれない。
外資系のQVCでは海外SNSのFacebookやtwitterが優先されたのかもしれない。

ニッセンではニッセンで取り扱う商品を友人、家族にシェアをして、購入の相談をしたり意見を聞いたりすることは考えにくいのかもしれない。

しかし、いずれの理由であっても設置作業はさほどの工数は必要ではないから設置したほうがよいと考える。

 

3:効果的な活用方法

3-1 流入数と購入率の計測

「LINEで送る」を設置するだけではなく、「どの商品からの流入が多いか」を計測しないといけないだろう。

従って楽天市場のようにどの商品でも同じパラメータが付与されるのは正しくなく、AmazonやZOZOTOWNのように商品ごとにパラメータが付与されるのが正しい。

それを考えると、<最低限ここまではやったほうがいい>のは、

  • そもそもLINEで送る経由の商品ごとの流入数はどれぐらいか?

という点だ。

分析は、

  • 商品ごとにどのような特徴があるか?
  • どの商品はLINE経由で流入が増えたか?その理由
  • どの商品はLINE経由で流入が増えないか?(影響がないか)その理由

までは行いたいところだ。

また、

  • LINEで流入したユーザーの購入率はどれぐらいか?
  • LINE経由ユーザーの購入率と非LINE経由ユーザーの購入率の差はどれぐらいか?

という視点でLINE経由の流入数だけではなく購入率と合わせて計測するところまで出来たら更によいだろう。
恐らくここまではどこのECサイトでもやっていないのではないかと想像する。

3-2 「LINEで送る」の売上アップ活用施策

考えられるのは「広告出稿」、「特集ページ作成」、「LINEアカウント運用」の3つだ。

例えば、ある商品の訪問数100のうち、LINE経由が80だった。他の商品では10程度であると仮定する。
さらに80のLINE経由ユーザーの購入率が5%であった。非LINE経由ユーザーの購入率は1%だ。
という場合のアクションプランを考えてみよう。

①広告出稿

あなたは「LINEユーザーとこの商品は相性がいい」と判断し、売上を上げるためにLINEユーザーを対象とした広告出稿の検討がアクションプランとして導き出せるかもしれない。
LINEユーザーの利用属性とそれに合致する広告媒体を検討するのがよいだろう。

②特集ページ作成

サイト上にLINE経由の流入が多かった商品の特集ページを作るのがよいだろう。
その商品と関連する商品があればそれらを並べるのもよいだろう。

③LINEアカウント運用

「LINE@」を用いた商品の告知をする方法もよいだろう。
大手ECであれば公式アカウントを作るという方法もある。

次に具体的な実装方法を下記に一例として書くがパラメータについては会社ごとのルールや取得したい項目があると思うのでマーケティング担当や企画担当、システム開発などの関係者と検討してみて欲しい。

4:設置方法

LINE公式サイトでも紹介されているし、他のブログ等でも紹介されているので新しい情報はないかもしれないが「LINEで送る」を設置する場合の方法を下記にお伝えする。

1)LINE公式の「設置方法」ページへアクセスする。
http://media.line.me/howto/ja/

2)ボタンのタイプを選択する。

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3)送るテキストを選択する
「ページタイトルとURLを使う」もしくは「直接入力」を選択する。
「ページタイトルとURLを使う」で問題ないサイトであればそれでよいはずだ。

4)表示されたコードをコピーし表示したい場所へ貼り付けて完成。
例えば上記の画像でチェックしている一番左のボタンであれば下記のように記述する。

<span>
<script type=”text/javascript” src=”//media.line.me/js/line-button.js?v=20140411″ ></script>
<script type=”text/javascript”>
new media_line_me.LineButton({“pc”:false,”lang”:”ja”,”type”:”a”});
</script>
</span>

 

5:注意点

5-1 ガイドラインのチェック

「LINEで送る」を設置する前にはLINE社のガイドラインを確認して欲しい。
http://media.line.me/guideline/ja/

「LINEで送る」を設置するサイトはLINEの責任範囲ではない旨や、暴力表現や出会い系等のサイトには設置出来ない等、おおよそ一般的なことが書かれているから多くのサイトで不都合はないと考えるが一点、

ユーザーがLINEに共有又は投稿することとなる情報に、LINEで送るボタンを設置した外部サイトと無関係な情報(無関係な見出し、歪曲・誇張等により LINEで送るボタンを設置したウェブページの内容とかけ離れた内容となる見出し、LINEで送るボタンを設置したウェブページ以外のウェブページの URL等)を含めてはなりません。

とあり、これも一般的な規約ではあるが、正確にサイトに掲載されている情報を伝えることは必須だ。当然、ユーザーが他のユーザーにあなたのサイトを紹介してくれる機能であるから商品と無関係な内容は書けないはずだ。

5-2 PCサイトへの設置

最後にPCサイトについてだが、「LINEで送る」を設置することは可能だ。
しかしLINEの公式サイトに遷移するだけでシェアの意味はない。そのためPCサイトには不要だ。

まとめ

スマホ経由のEC利用が増え、LINEユーザー利用も増えている。それだけでもLINEボタンを設置する意味はあるはずだ。流入数は急激には増えないが、設置のための工数もさほどかかるものではないから無料で多少なりとも流入増に繋がるのであればぜひ設置するべきだと考えている。ぜひまだ設置していない人は試してみて欲しい。

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