初心者〜中級|スマホサイト作成の9ステップと大切にしたい事

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スマホサイト作成
スマホサイトはあなたが「パソコンサイトを作る技術」を持っていれば作ることが出来る。
なぜならばインターネット上のサイトであるのはパソコンサイトと同じだからだ。

しかし技術は同じであってもスマホサイトを作る前に知らないといけない知識が確実に存在する。

この記事では自分でスマホサイトを作ろうとしている人に向けて9ステップで全ての作成工程をお伝えする。

この記事を読んであなたのビジネスに直結するスマホサイトをぜひ作って欲しい。
多くの方に読んで頂こうと基本的なことも書いた。ご存じの所があれば読み飛ばして頂いて構わない。

<目次>
ステップ0:スマホサイト完成までの全ステップ

ステップ1:要件定義からはじめよう
1-1 目的の明確化
1-2 ターゲットの選定
1-3 同業サイトチェック(類似業種等でも可)
1-4 パソコンサイトの数値把握
1-5 パソコンでスマホサイトを見る方法

ステップ2:設計書を作成しよう
2-1 パソコンサイトコンテンツの書き出し
2-2 TOPページメニューの検討
2-3 TOPページ作成
2-4 画面遷移図の作成

ステップ3:作り方を検討しよう
3-1 種類
3-2 ツール比較

ステップ4:作成環境を準備しよう
4-1 必要な環境
4-2 スマホサイト用ドメインと注意点

ステップ5:デザインを作成しよう

ステップ6:HTMLコーディングをしよう
6-1 スマホサイト制作に必要なHTMLの記述方法
6-2 スマホサイト制作時に注意するポイント
6-3 スマホサイトらしい画像サイズ対策

ステップ7:プログラム開発をしよう
7-1 スマホサイトの振り分け処理対策

ステップ8:サイト検証をしよう
8-1 検証するスマートフォン端末
8-2 検証するブラウザ

ステップ9:スマホサイトをOPENしよう

ステップ0:スマホサイト完成までの全ステップ

スマホサイトを作成する手順は「前半」と「後半」に分けて考える。

全STEP

要件定義から設計書の完成までを「前半」、デザインを作り、HTMLコーディング、プログラム開発を経てオープンするまでを「後半」という分け方だ。

それには理由がある。「前半」までを作らないと見積もることが出来ないからだ。

外部の会社にお願いをしてスマホサイトを作ろうとしても「前半」は他社では作ることが出来ない。
※お金を払えば要件定義から外部の会社にお願いすることが可能。

なぜならばWeb制作会社から以下のような質問を必ず受けるからだ。

  • どのようなスマホサイトですか?
  • ページの枚数はどれぐらいですか?
  • 誰が使うサイトですか?
  • どういう目的で使うスマホサイトですか?
  • どこの作業から見積もればいいのですか?
  • サーバーはどうするのですか?等。

はじめにあなたがやることはどのようなスマホサイトにするか要件をまとめることなのだ。

そしてそれは発信者であるあなたにしかできない作業であって、頭の中を整頓する必要がある。

スマホサイト作成において一番重要なのは「設計書の作成」だ。
それはユーザーがいかにしてこのサイトを使うかを考え、ユーザーの気持ちになって設計をしていく作業だ。

これがうまく出来ないとスマホサイトを通じたあなたのビジネスはうまくいかないのは確実。
「設計に命をかける」。これを忘れないで欲しい。

期間はスマホサイトを作ることに決まってからスマホサイトの完成までは3ヵ月と考えればよい。

当然サイトのボリュームによっては制作期間が変わってくるが、自分でスマホサイトを作るとなると別の仕事(元々やっていた仕事)と並行して進めることになるはずだ。

要件定義で1ヵ月、デザイン・制作で1ヵ月、プログラム開発・検証で1ヵ月というイメージでおおよそ間違っていない。

 

ステップ1:要件定義からはじめよう

1-1 目的の明確化

それはお客様から注文を頂くことにある。

スマホサイト自体はあくまでもお客様との接点でしかない。

だからお問い合わせを増やすためにユーザビリティ(使いやすさ)にはこだわらないといけないのだ。

目的を誤ってはいけない。

 

1-2 ターゲットの選定

そもそもスマホを使う層とパソコンを使う層は違う。ここは重要な点だ。

インターネット利用

参照したグラフはECサイトの動向であるがパソコンとスマホの利用比率という視点では全てのサイトに該当すると考えて問題ない。

ここから読めるのは「スマホユーザーはパソコンユーザーと比べ5~10歳若い」という点だ。

40歳の男性と30歳の男性ではITのスキルや慣れ、見え方も違うだろう。

この年齢差は数年後には確実に近付いてくる。

しかし、現時点では違うのだから「誰がスマホサイトを使うのか」については明確にしないといけない。

また「シチュエーション」も考える必要がある。
場所や時間、何している時にあなたのスマホサイトへ訪問するのだろうか。

【①誰が】【②どこで】【③どういう時間帯に】【④何している時に】あなたのスマホサイトを使うことにより、あなたのビジネスと接点を持つのか明確にして下さい。

1-3 同業サイトチェック(類似業種等でも可)

同業のスマホサイトを見ることによりあなたのスマホサイトをどのような構成にしたらよいのかイメージが沸きやすくなる。
5サイトは必ず見ること。

もちろん真似ではない。参考にするだけだ。

例)あなたが化粧品系業種なら

・大手化粧品メーカー
・女性系のアパレル

例)あなたがスクール系なら

・大手予備校
・大手学習塾
・英会話学校   など

ここで見るポイントはなぜこのようなサイト構成になっているか理由を考えること。

そして参照できる点があればあなたのサイトでも取り入れること。

例えば歯科医院のスマホサイトでは先生の顔写真が上部にあったり、アピールしたいメッセージが上部にある。

また電話もすぐに掛けられるにように上部についているのが多い。地図の表示、休診日の表示も重要な要素。

一度も行ったことがない歯科医院を探す時にユーザーはもしかしたら急な歯痛で急いで腕のいい歯医者さんを探しているのかもしれないし、引越ししたので家の近くの歯医者を探しているのかもしれない。

女性が探していてできれば女性の先生に診て欲しいと考えているかもしれない。

その時に先生の顔写真が上部にあって、電話番号があれば信頼感・安心感に繋がるだろう。

歯医者スマホサイトTOP
つまり、同業がどのようなスマホサイトを展開しているかを知ることにより、あなたのサイトのイメージを明確化すること。

これが重要だ。

1-4 パソコンサイトの数値把握

パソコンサイトでどのメニューが見られているか把握することによりスマホサイトをより使いやすくすることが重要だ。

Googleアナリティクス等の解析ツールを使ってパソコンサイトの数値を把握する。

取れるだけ取っても頭の整頓が難しくなるので数値は最低限、以下の項目を取得する。
ただしこれが最低限だ。

●やってきた人の数(単位:人)
●全訪問数(単位:訪問)
●直帰数(単位:訪問)
●直帰率(単位:%)
●全ページの表示回数(単位:ページビュー)
●目標達成数(CVR) (単位:%)
●ページ別のアクセス情報(単位:訪問)

ページ別のアクセス情報は下記のようによく見られているページから順番にランキング形式のグラフを作るとよい。

それを元にしてどこのメニューがよく見られているか、見られていないかを把握することが出来る。

GA集計表

※クリックすると拡大します。

パソコンサイトは表示できる領域が広いのでユーザーの視点や視野も色々と動き回りますがスマホサイトは領域が狭く、上から下に目が移動する。

だから優先度の高いコンテンツはスマホサイトでは上部に出す必要があるし、見られていないコンテンツは下部に移動したり、次の階層に移したり、そもそも掲載する必要がなかったりと設計上で必要になってくる。そのための数値把握だ。

1-5 パソコンでスマホサイトを見る方法【無料】

スマホサイトはパソコンから見ることができる。

スマホの小さな画面で1回1回検索をしてスマホ専用サイトを見ることは中々手間がかかる。

そのような方にはパソコンでスマホサイトが見ることが出来る方法があるので下記の手順に従ってあなたのパソコンでもスマホサイトが見れるように設定するのがよい。設定は数分で終わる。ぜひチャレンジしてください。

私はスマホ端末の操作も好きですが、長く見ると目が痛くなってしまうのと、自分の仕事はパソコンでやっているのでそのまま同じ画面でスマホサイトが見れたほうがスムーズだと考えているので下記の方法を実際の業務でやっています。

インストール手順1

インストール手順2

インストール手順3

 

ステップ2:設計書を作成しよう

2-1 パソコンサイトコンテンツの書き出し

エクセルを使って今のパソコンサイトのコンテンツを以下のように書き出してみましょう。

【ルール】
<第1階層>⇒トップページ
<第2階層>⇒第1階層(トップページ内)でリンクやボタンが設置されているページを記載
<第3階層>⇒第2階層内でリンクやボタンが設置されているページを記載。

TOPメニュー検討
※クリックすると拡大します。

2-2 TOPページメニューの検討

さて2-1でメニューを書き出せたら、「スマホサイトではどうするか?」を考えないといけません。

もし「ページ別ランキング」でよく見られているメニューがサイトの下のほうにあるならスマホは上から下に移動するので、上部に移動する必要がある。

また第3階層にあるコンテンツでスマホユーザーにも見て貰いたいメニューは第2階層にあげることも検討する。

例えば歯科医院のスマホサイトを検討するにあたり第3階層にあった「医院長の考え」や「コンセプト」のメニューはこの医院を知らない人が安心感や信頼感を得るために必要な情報だ。

スマホサイトは次の階層に進むのは離脱が多く発生する。

従って出来るだけ遷移を無くし、タップを一つでも減らす努力をしないといけない。ここは設計上非常に重要な点だ。

それを考えると「医院長の考え」や「コンセプト」はスマホサイトではTOPページに並べるべきコンテンツだと考え、第2階層にあげる。

というように、パソコンサイトをそのままスマホページ作成するのではなく、スマホサイトにした場合にどのような構成であれば使いやすいかをしっかりと考えて検討することが重要だ。

そのために立体的にサイトを考える必要があるのでこのエクセル表が必要だ。

メニュー検討※クリックすると拡大します。

2-3 TOPページ作成

ここまで出来たら、頭の中でイメージが膨らんできたTOPページを書き出す。
これはまずは手書きでやってみるのがよい。

ここまでで作ってきたエクセルのメニュー表と「目的」「ターゲット」「シチュエーション」「数値」を元にして書いていく。

はじめに手書きで、次のパワーポイントやエクセルで清書、次にデザイン要素も含めて表現をします。下記は少し大げさに書きましたがイメージをつかんでください。

あなたがもし指示できる立場であれば手書きまでをあなたが書いて、若手のスタッフに清書して貰うのもよいだろう。人任せにしないで何が自分のベストか頭を絞り出す。

TOPイメージづくり
※クリックすると拡大します。

2-4 画面遷移図の作成

それ以降のページも順次書いていく。これで画面遷移図が出来上がります。

「ワイヤー(フレーム)」、「設計書」という呼び名でも同じ意味です。

サイトのボリュームにもよるが会社のホームページであれば10枚程度のスマホサイトもあるし、製品ページがたくさんあったり、コンテンツがたくさんあるなどして100枚程度になる場合もある。

私は画面遷移図はエクセルで作っている。
自由に書けるので良い。「Cacoo」(カクー)などワイヤーフレーム作成ソフトもあるが私は利用していない。

画面遷移作成

※クリックすると拡大します。

ステップ3:作り方を検討しよう

3-1 種類

大きく分けて2つの考え方がある。
「スマホ最適化ツール」を使うのか、「ツールを使わずに独自に制作・開発」をするのか。

早く、安く、運用の作業も1回で更新したいとしたらそれはツールを選ぶべきだ。ただツール料金が毎月かかってきますので、その点はデメリットだ。

「スマホ最適化ツール」は有料、無料のものがある。

無料ツールは広告が入ることとページ枚数に制限があるので利用しないほうがよい。
有料ツールは各社の製品があります。

パソコン版ホームページをASPで作っている場合はASP業者に問い合わせてください。
多くのASPでスマホ対応しています。

またレスポンシブウェブという思想を用いて開発する手法もある。

ツールを使ったほうがいいのか、ツールを使わないほうがいいのかという視点では、どちらにもメリットとデメリットがあります。
置かれている状況によっても変わるので検討が必要だ。

3-2 ツール比較

無料のツールを使うのはやめたほうがいい。

何かしらの制限があり、今後拡大していくスマホサイトの運用を考えると適切ではない。

有料のツールでは下記の3つがよいでしょう。自分に該当しそうであれば見積依頼をしてみて下さい。

株式会社ショーケース・ティービーの「スマートフォンコンバータ」
株式会社シンメトリックの「ジーンコード」
株式会社エムティーアイの「モバイルコンバート」

これ以降は自分でツールを使わずに制作するパターンを選んだ場合のステップだ。

もしツールを使う場合はツール提供会社が提案する手順に従って進めて欲しい。

ステップ4:作成環境を準備しよう

4-1 必要な環境

「サーバー」、「PCサイト運営に使っているツール」、「ドメイン」があれば準備は終わりだ。つまりスマホサイトを新たに作ろうとした場合に新しく環境やツールを準備しないでよい。

「サーバー」は現在パソコン用にお使いのものがあると思うので、それを継続すれば問題ない。ここでいう「ツール」とは下記の通りだ。

・HTMLコーディングツール
Adobe DreamWeaver
ホームページビルダーなど

・画像作成ソフト
Adobe Photoshop
PictBear(無料)

・FTPソフト
FFFTP
WinSCP

これらがあればパソコンサイトと同じようにスマホサイトを作成し運営することが出来る。

「ドメイン」はパソコンサイトのものと同じものが利用出来る。

スマホサイトを新たに作るからといって新たに準備する環境は全くないということだ。

4-2 スマホサイト用ドメインと注意点

考え方は3つある。

・同一ドメインを利用する
・サブドメインを利用する
・下層ディレクトリに作成する

それぞれ見ていこう。

1)同一ドメイン
プログラムを介して同じドメインを使用するやり方だ。
[PC]   http://www.sample.co.jp/
[スマホ] http://www.sample.co.jp/

プログラムを介して同じドメインを使用するので他のやり方よりも技術的に難易度は高いがスマホサイトもPCサイトも同じURLとなる。そのため各デバイスで同じURLを利用できるのでお客様はURLを気にしなくてよい点にメリットがある。

「本体サイト(PC)と同じサイト内容」であれば、同じドメインとしたほうがサイト全体のアクセス分析などが容易となる傾向がありPDCAを動かしていく点ではこのやり方にメリットがあるが、SEOの観点でいえば、サブドメイン、サブディレクトリということ自体にSEO上の優劣は現在はほとんどないと言われている。

Googleが推奨するのは「レスポンシブウェブ(同一HTML)」によるスマホ対応だが同一URLで別のHTMLを返すのもサポート対象だ。

同一ドメインにした場合は元々のPCサイトに振り分け用のプログラムを新たに追加する必要がある。そのためそのプログラムがなければ発生しなかった障害が起きる可能性もあり、大手企業では既存サイトには触らないようにしてサブドメインを用いてスマホサイトを作る場合が多い。例えば、Yahoo!はサブドメインだ。

2)サブドメイン
現在のドメインにスマホ用のサブドメインを作成し、スマホ用のページを表示するやり方だ。現在のドメインにスマホ用のサブドメインを作成するので同一ドメインを用いるよりは技術的な難易度は高くない。プログラマーでなくとも設定(サブドメイン設定)が可能。
※サブドメインの設定はドメイン管理会社にお問合せください。

PCサイトとは役割/目的/サイトの内容が異なる場合にはサブドメインで展開する方が良い。
大手企業の場合、元々あったPCに影響(障害など)を与えないようにサブドメインで各ブランドや各事業サイトを作ることもがある。

(例)
■化粧品ブランド「メイべリン」(日本ロレアル株式会社)
【PC】     http://www.maybelline.co.jp/
【スマホ】http://m.maybelline.co.jp/

■Yahoo!(ヤフー株式会社)
【PC】     http://yahoo.co.jp/
【スマホ】 http://m.yahoo.co.jp/

3)下層ディレクトリに作成
PCのディレクトリとは別にスマホ用のディレクトリを作成する。
例)http://www.sample.co.jp/sp

下層ディレクトリに作成する場合は、スマホ用のHTMLファイルを所定の場所へ設置するだけであるため技術的な難易度は他のやり方に比べて高くありません。

サブドメインと同様に、大手企業の場合、元々あったPCに影響を与えないように下層ディレクトリで各ブランドや各事業サイトを作ることがある。

レンタルサーバなどでWEBサーバーの設定権限が無いような場合は、下層ディレクトリで運用する事が多い。最近のレンタルサーバではある程度の権限は付与されていますが、サブドメインとの違いは、サブドメインを取得する必要がなく、URLにディレクトリ名がそのまま表示されてしまうという点です。
サーバーの設定次第ではディレクトリを1つで運用するなども考えられます。システム担当者と相談し、サーバー管理会社に問い合わせしてください。

ステップ5:デザインを作成しよう

画面設計書を元にデザインを書き起こします。格好よさを追求するのではなく、ユーザーの使いやすさを徹底的に追及してください。

それがスマホサイトを立ち上げる目的に合致します。
この記事ではスマホのデザインを紹介する記事ではないので、「使いやすさを徹底的に追及するデザインを作ることが大事である」と理解し、次のステップに進みます。

ステップ6:HTMLコーディングをしよう

6-1 スマホサイト制作に必要なHTMLの記述方法

画面サイズが異なるスマートフォンで各端末ごとに最適に表示するためには、viewport(ビューポート)という記述をしなければいけない。

【viewportの記述方法】
metaタグでviewportを指定する。<head>内に以下の内容を記述。
<meta name=”viewport” content=”width=device-width, initial-scale=1.0, minimum-scale=1.0,maximum-scale=1.0, user-scalable=no”>

【content属性のプロパティ解説】
width:表示領域(横幅)を指定する。値にはピクセル数、または device-width (端末画面の幅に合わせる)を指定する。
initial-scale:初期のズーム倍率を指定する。widthを800に設定していた場合、initial-scaleを1.0に指定すると800px、2.0に指定すると1600pxで表示されます。
minimum-scale:最小倍率を指定する。user-scalableで画面の拡大・縮小を許可している場合の最小倍率。
maximum-scale:最大倍率を指定する。user-scalableで画面の拡大・縮小を許可している場合の最大倍率。
user-scalable:ズームの操作を指定する。ユーザーが画面の拡大・縮小の操作ができるかをどうかをyesまたはnoで指定する。スマホに適切に表示されているサイトであれば、ズームは必要ないためnoで指定する。

6-2 スマホサイト制作時に注意するポイント

1)横幅はパーセンテージで指定する(リキッドレイアウト)

スマホサイトを制作する場合、多種多様なブラウザ幅に対応する必要がある。
ピクセルで要素や幅を指定すると、ブラウザ幅に関係なく大きさが固定されてしまうため、レイアウトする要素(div)や画像(img)の横幅(width)は、パーセンテージで設定する。

2)画像は多用せずCSSで対応する
ページの表示速度を考慮して、少しでもサイトを軽量化するために、実現できるものはCSSで対応する。

3)見やすい文字の大きさや行間
視認性を高めるために、文章で使用するフォントの大きさは14pt以上で作成する。
また、行間は150%~190%が好ましい。

4)適切なボタンの大きさ
ボタンの縦幅、横幅のサイズは人差し指、または親指で押しやすい大きさ(44px以上)で作成する。

5)Flashは使わない
PCサイトでは動画を表示する技術の「Flash(フラッシュ)」をよく使うが、iPhoneではこのFlashが表示できない。(Android端末でも一部OSのバージョンによっては表示不可)
そのため、アニメーションや動画を設置する場合はJavaScriptかCSS3で行う手法が一般的。

6-3 スマホサイトらしい画像サイズ対策

1)画像の解像度を2倍以上にする
iPhone4以降で利用されている「Retinaディスプレイ」など高解像度ディスプレイだと、サイト上の画像解像度と端末のディスプレイ解像度が合っていないために滲んで見えることがある。
これを防ぐために表示させる2倍以上のサイズで作成する。

2)画像は縦横ともに偶数サイズで作成する
端末ごとの解像度の違いで奇数サイズのままだと粗さが目立ってしまう。
画像が拡大・縮小を考慮し、すべて偶数サイズで作成する。

ステップ7:プログラム開発をしよう

7-1 スマホサイトの振り分け処理対策

スマホ端末であなたのパソコンホームページへアクセスがあった時に自動的にスマホ専用サイトを表示させることが必要だ。たまに見掛ける「スマホサイトへアクセスしますか?」という許諾は間違っている。もしくはパソコンサイトが表示されていて「スマホサイトで表示する」など。ユーザーに選ばせることなくスマホサイトを表示させなければいけない。

その自動でスマホ端末にスマホ専用サイトを表示することを「振り分け」と呼んでいる。
どのような方法があるのか?その方法を伝えたい。もしあなたが技術職ではなければ技術担当者と確認してください。

まず、どのようにして振り分けるのか?

それは通信情報に含まれる識別子「User agent(ユーザーエージェント)」を知るのだ。

振り分け処理

ユーザーエージェントとはインターネット通信をする際に「OS」 「バージョン」 「Webブラウザ」などの情報を含んだ識別子のこと。
この識別子を利用しデバイスの振り分けを行う事が出来る。
iPhoneユーザーがアクセスしたらスマートフォン用のサイトを表示し、パソコンユーザーがアクセスしたらパソコン用のサイトを表示することが可能だ。

7-2 3つのスマホサイト振り分け方法

方法は3つある。
どこでユーザーエージェントを把握するかによって異なる。
契約しているサーバーの契約内容にもよるし、自社のエンジニアの考えにもよるので相談して決めて欲しい。

1.サーバ側のプログラムで判別
2.WEB
サーバで判別
3.スマホ端末側で判別

 1.サーバ側のプログラムで判別
サーバサイドプログラム言語を利用して振り分ける方法だ。代表的なプログラム言語として、「PHP」「Java」「Perl」がある。

<メリット>
ディレクトリに関係なく、自由に振り分けることができる。

<デメリット>
スマホからPCサイトを閲覧できない。

2.WEBサーバで判別
.htaccessファイルを利用して振り分ける方法だ。
※.htaccessとは、Webサーバの動作をディレクトリ単位で制御するためのファイルのこと。

<メリット>
プログラムを利用しなくても設定することができる。

<デメリット>
スマホからPCサイトを閲覧できない。

3.スマホ端末側で判別
Javascriptを利用して振り分ける方法だ。
お客様にPC版/スマホ版のどちらのページを表示するかを選択させることが可能。

<メリット>
ユーザビリティを考慮した振り分け設定ができる。

<デメリット>
JavascriptをOFFにしている場合、使用できない。

 

ステップ8:サイト検証をしよう

8-1 検証するスマートフォン端末

スマホサイトの検証は必ず「スマートフォン端末」で行うことを守る。
それも複数端末は必須。iPhoneでの検証、androidでの検証。1台ずつ、合計2台の検証をするのが最低限だ。
検証端末

サイトに不具合があると自社の信頼にも関わる大きな問題に繋がってしまう恐れがある。サイトの検証はスマホサイト作成の一番最後に行うのではなく、「一番最初のユーザー」という視点で検証することが重要だ。
私が信じるサイト検証の鉄則は2つだ。

スマホサイト検証の鉄則1
アンドロイドのみ、もしくはiPhoneのみなど、どちらかの端末に限ってチェックを行わないように注意。iPhoneとアンドロイドはまったくの別物とご理解ください。
(明らかに利用されているお客様の数が少ないWindows Phoneなどは不要です)

スマホサイト検証の鉄則2
トップページだけ見るなどはNG!すべてのページでチェック。
問い合わせ機能や申し込み機能などの「動き」がある箇所があれば、そのすべての
動きをチェック用のスマートフォン端末で確認をする。

あなたがiPhoneユーザーで会社にandroidがない状態もあるかもしれない。公開を急ぎたい気持ちは分かるがandroid検証なくして本番公開してはいけない。友人、知人、家族でandroidを使っている人は必ずいるはずだ。少し端末を借りてサイトを検証しよう。もし本当に端末が見付からなった場合は「スマートフォン 端末 レンタル」で検索すると端末のレンタル会社が出てくる。料金はかかるがレンタルしてまで検証することが必要だ。

8-2 検証するブラウザ

「Safari」とAndroid標準ブラウザはチェック時には必須。
最近「Firefox」や「Chromeブラウザ」を利用するお客様も増えつつある。それらのブラウザでも今後はチェックをしたほうがよいと考えていますが現時点では必須ではない。

検証ブラウザ

ステップ9:スマホサイトをOPENしよう

あとは本番サーバーにファイル一式をアップして本番公開をして下さい。これであなたのスマホサイトが出来上がりだ。

プロモーションの施策を始めてスマホサイトからあなたのビジネスに繋がるように手を打っていく。ネット上のアクセスの半分以上がスマホであるというデータもある。その時代にスマホサイトを急いで作ることで自社のビジネスを発展することを狙ってください。

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